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【まとめ】きのこ帝国 5/6代官山UNITワンマン/ライブレビュー

夜が明けたのでレビュー。

 

スモークが焚かれ、10分遅れでメンバーは、横浜と同じくmouse on the keysの最後の晩餐で登場。ほかにも同じフィールドで闘ってるバンドを転換で流したりと、きのこの誠実さ、仲間を大切にする姿勢が伺えた。

あーちゃんは、カート・コバーンか?というパジャマとスリッパで登場。ベースの滋さんは両手を頭に掲げて感謝。横浜のステージでvo.の佐藤も同じポーズをしてたが、友人は「あれはきのこのポーズ」じゃないかと言ってたが、そうじゃないと思うな(笑)ドラムのコンさんは謎のフクロウTシャツ。そして最後に登場したvo.佐藤。きのこTシャツにタイトなグレーのパンツ。地味だ。そして、彼なのか彼女なのかわからなくなる風貌。そして、やっぱりすっぴんなんだなー。口元のほくろがセクシーですが、鬼太郎髪。

一曲目は足首。佐藤の一フレーズ目からきのこ帝国の特徴である轟音サウンドと朗々と喉を震わせるように歌う佐藤。むせびなくように絞り出される歌を歌う、Stay with meというフレーズはある時期とても、彼女にとっては切実だったのだろうと思う。

Girl Meets Number Girl.このバンドもこんな曲書いた時期があったんだなと。若い。佐藤のカッティングのキレに目を奪われる。そこから夜鷹。宇宙を彷徨うような感覚を作り出すフィードバックの海でコンさんのドラムだけがたしかに響く。

畦道で/平行世界 ~畦道では、フィッシュマンズを想起させるようなアレンジ。初めて聴いたので、新曲かと思った。ナンバーガールもそうだが、ギターバンドがダブに進化するというのはよくある話なので少し心配になったが、新曲は海と花束だったので安心。

退屈しのぎ 憎しみ、許される、幸福、平行線という単語は、いくつかの曲にまたがって登場するのだけど、佐藤を生きることの苦しみから救いだすのに必要な言葉だったと推察、この素直な言葉使いに僕は驚き、魅了された。そしてあーちゃんのギターはやっぱ変。

ユーリカ 最初この曲の凄さわかんなかったが、明日へ 明日へ とリフレインするとき佐藤が耳を澄ます仕草で音を拾うのを観て、彼女が音像自体になろうとしてるのと理解。ちなみに明日へをI sware(私は誓う)と勘違い。どっちにしろ前をむいてる(笑)国道スロープ/WHIRLPOOL/The SEA 国道スロープと春と修羅はセットだ。3年前(2009年?)何があったのか、佐藤のプロフを考えれば、安易な想像はできるが、それはどうでもいい。傷は癒えず、佐藤は金属バッドでなく、ギターを鳴らした。

WHIRLPOOLは明らかなマイブラマナーなナンバーだか滋さんのコーラスがいい。The SEA、退屈しのぎ の佐藤の歌詞には死と隣り合わせの空気が流れている。僕がきのこに魅了される理由でもあるが、この日の彼女には許されことへの拘りはもうなかった。

風化する教室/Another Word 桐島、部活やめるってよ。の世界がある。風化する過去をやさしく、見つめる眼差し。苦しまなくてもいい。深海の魚たちへの応援歌、だよな。あーちゃんが呼びかけた500人のハンドクラップがそれを証明していた。

Another Word ラブソングだと思った。あるいは生きる希望の言葉を探す歌。レディオヘッドのNo Supriseへのアンサーソングでもあるけどね。

ミュージシャン/夜が明けたら 佐藤が髪をかきあげたおかげで、曲の間中、彼女の表情を伺うことができた。この曲を作ったことで彼女が復讐や憎しみから救われたことは間違いない。踏み出したからこそ、彼女はライブの間中穏やかだったと思うが、この曲だけは違った。本当に心をかきむしるように、感情をむき出しにして、目を腫らすようにしながら歌う姿。もう、それを捉えようとカメラマンふたりが張り付いて邪魔だったんだけど(笑)、うん彼らが夢中になるのもわかるくらいハイライトだった。再生の歌。

(会場みんなで写真撮影)あーちゃん、頼みますから、どこかでUPしてください。お願いします。カメラマンの川村さんありがとう。

春と修羅/明日にはすべてが終わるとして < 富とか名声とかどうでもよくて 誰かと心をかよわす夢> 横浜と同じく、佐藤はこの瞬間、突き出した親指で胸を指すんだ。山下達郎がまったく同じことを「蒼茫」で歌ってるが、本当にそれを捨てた佐藤の言葉はリアルで切実だ。

海と花束/スクールフィクションこれで 全18曲。 新曲、イントロであーちゃんが爆発してた。あーちゃんのローライズなギターはピーターフックもびっくりだよな。ごめん、という歌詞フレーズに吃驚した。

滋さんとコンさんのボトムの太さ。佐藤のカッティング、あーちゃんの変則コード。あーちゃんとコンさんが目を合わせて曲の転換をを確認してた瞬間をたまたま見たけど、成功するとあーちゃんは本当にうれしそうに笑う。佐藤もよくコンさんのほうをみる。信頼の表れだよな。

あーちゃんはアルバム2枚だして、ワンマンはこのときだと言ったが、バンドが上昇していく気流というのをよく掴んでいる。ライブハウスで照明をやってるという彼女は、現場のことをよく理解し、そして沢山のバンドの終焉を観てきた彼女だから言える言葉だ

とにかく謙虚で誠実で、野心をもったバンドだ。歴史に残るバンドだと思う。時代に消費されない強さがある。心から応援をしたいと思う。少なくともあと2枚は成長を見せてほしい。6月のツーマンチケットも買っちまったぜ。。。

 

(ライブ後)

(1列目佐藤の真向かいだったのです)

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AntonioYodobashi201304号

4月のプレイリスト作った、ほしい人は言ってくりたまえ。みんなは、村上春樹の新作はちゃんと読んだかな?挿入されてるピアノ曲を収録してます。シロになれなかった僕らはこの30代を生きるのさ。we are all getting old!

 

巡礼の年(色彩のない田崎つくると、彼の巡礼の年)Lazar Berman 
北風小僧の寒太郎 (RADIO ONSEN EUTOPIA) やくしまるえつこ 
Dyin Day  Anaïs Mitchell 
彼方からの手紙 木下美紗都 
Slummin’ It For The WeekendKarl Hyde 
We Ain’t Going Nowhere Benny Sings 
とんだボール 木下美紗都 
Voyeur James Blake 
Get Lucky (Radio Edit) [feat. Pharrell Williams] ダフト・パンク 
Entertainment Phoenix 
Recover CHVRCHES Recover 
We are All Getting Old  Telex 
ラジャ・マハラジャー (RADIO ONSEN EUTOPIA) やくしまるえつこ

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アナタは許されている Anais MitchellのYou are forgivenによせて

人は「許される瞬間(とき)」のために生きている。 

「許される」 

なんて、甘美な響きだ。 

いったい、誰からなのか、いつなのか、何ゆえか、わからないが、 

「許される、その瞬間(とき)」が訪れるのを、オレらはずっと待っている。 

「許される」を「生き続けることの意味」、と表現した歌手もいた。 

「自分探し」と括られると、安っぽい感じがして、それは違うと言いたくもなるが、 

そうかもしれない。いや、しかし、そうじゃないな、やっぱり。 

「自分探し」なんてコトバを使うこと自体、プライドが許さない。 

「世界にひとつだけの花」・・・えーっと、勘弁してくれ。。。 


生まれてからずっと、「異端者」としての自分を意識してきた。 

それは、ここでは書けない、生まれてきたときの事情が絡んではくるんだけど、 

いったい、いつになったら、オレは人間社会の仲間入りをできるんだろう。 

逆手にとって言えば、この「異端者」としての自覚が、自身を自身たらしめている 

ただひとつの証であり、この「異端者としてのオレ」をオレが忘却するときこそ、 

それこそが「許されるとき」なのではないか、そんな風に思ってきた。 


そんな、らせん階段のような、袋小路のような考えに囚われながら、 

亀戸atreの有隣堂(本屋)に出かけると、スキル本のコーナーにたどり着く。 

「雑談力が上がる話し方」 

「伝え方が9割」 

「誤解されない話し方、炎上しない答え方」 

「弁護士しか知らない反論術」 

もう、それはそれは、ありとあらゆる「コミュニケーション」HOW TO本が山積みにされてる。 

それにしても、今の時代ほど、コミュニケーション能力が重視された時代があるだろうか?? 

「空気を読む」ということが当たり前のように言われ、会話のオチを要求される時代。 

他人評価を意識したコミュニケーションこそが、とどのつまり社会の潤滑油。 

言い換えるなら、 

自己が認識する自己だけが「オレ」ではなく、 

他者が認識する「アナタ」こそ、社会における自己である。 

当たり前といえば、当たり前なのだが、とんでもなく自我の強い、自分大好きなオレに 

してみれば、これはコロンブスの卵的発見であり、それに気づかされたのは、 

それこそ、この数年だったりするんで、まいったね、ってもんだ。 


つまり、自己基準でもうけた「許される」ハードルに囚われて生きることを是としてきたオレは、 

もう存在そのものが間違いであり、むしろ、「許される」ためには、他者と積極的に関わる 

なかで基準を設けべきだったんだという(笑)、人間社会では至極当然なことに気づかされた 

わけね。はじめの一歩が間違えていたのだから、見当違いな、あさっての方向に生きてきたこ 

とになる。 

まあ、でも気づいてはいたよ、選挙で投票すれば、その候補や政党は絶対に当選しないし、 

放射性物質の件もあれだけ言っても、誰も振り向かないし、原発は再稼動しようとしてるし、 

仕事で魂こめてやれば、そこそこにしか評価されないし、「もうこれはサイコー!」って思っても 

あまり共感を得られなかったり。 

ズレてる、ズレてる。 

異端者は異端者。 

マイノリティはマイノリティ。 

さて、さて、この間違った道を戻るの? 

どこまで? 

生きてる間に間に合うの? 

「許される瞬間(とき)」に。 


You are forgiven ~アナタは許されている。 

Anais MitchellというシンガーソングライターのYou are forgivenという曲を偶然に知った。 

数日前のことだ。 

歌詞はこちらを読んでもらいたいが(10曲目)、すごくシンプルで美しい↓物語。 

http://anaismitchell.com//wp-content/uploads/2012/01/Anais-Mitchell-Young-Man-in-America-Lyrics.pdf 


あまりうだつの上がらない男につかまってしまった女性が、 

鏡を見て、そこに見たものが自分だとは信じられず、 

歯軋りをしながら何とか眠りにつき、あごの痛みとともに目を覚ます。 

そして、サビで繰り返されるのは、 

「アナタは、アナタは許されている」 

というリフレイン。 

これはオレの歌だと思った。 



動画は2012年4月のもの。 

サビのYou are forgivenと歌うとき、Anaisがこぶしを握って 

マラカスを振る様にする姿が、実に、感動的だ。 

「許される瞬間(とき)」とは、宗教的でも、啓示としてでもなく、 

こんなさりげない風景として歌われてほしいと思うし、訪れてほしい。 

間違っててもいいじゃないか、とありきたりなことは言わない。 

言いたくもない。できる限り、高みを目指すつもりだ。 

でも、そのどこかで、やっぱり「許せる/許される、瞬間(とき)」が 

あってほしいと願う。 

そして、そのときのためだけに、オレは歯軋りしたあごの痛みを抱えながら、 

今日を生きるのだ。 

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